OSについて考える。
KaliLinuxについていくつか記事を書いてきたが、
あまりにも故障が多くこまったOSとなっていた。
apt-get updateをするとカーネルから全てぶっ飛んでしまうこと数回。
これにはもう我慢できずTailsという匿名最終形態OSへと移行したのだ。
ただTailsではPingやnslookupがデフォルトで禁止されており、なんとも使いにくいOSである。
Tailsは再起動する度、全てのデータを消去してしまう。
Tailsを09年から使い続けて思うが環境設定保存すらされないOSというのは
かなり痛いのではないかと思っている。
最近ではVMから起動できるようになったようだが、少し前ではVM検知のシステム
が働いて起動できないなどということもしばしばだ。
VM検知を実装する理由はTailsの成り立ちにあると思う
本来TailsはUSBから起動してPCからはメモリのみを使い、シャットダウン時には
一切の痕跡をPC(メモリ)には残さない仕組みになっている。
VMではそういったことができない。
Tailsにインストールしたプログラムもシャットダウン時には全て消してしまう。
(persistenceのaddtional-software.confに記述すれば消去は回避される)
つまり、Tailsはハック用に一切向かない。
ターミナル上から全てにおいてTorを使った通信となり
rubyのgemでインストールができない(torがproxyサーバ認定されてgemのソース取得にたどり着けない。)
このTailsは完全に匿名戦士向けなのだ。
ハッキング世界では名をあげているtailsだが、長く使っているハッカーさんはいるのか不思議である。
そんなTailsを使っているうちにKaliLinuに戻ろうと決心して
今、シャットダウン時に自動でシステムごとバックアップしてanonymous uploaderにあげるプログラムをしこしこ書いている途中である。
ちなみに信じてくれとは言わないが当方、違法ハックはしていないので悪しからず。